≪中野の歴史≫名前の由来は・・・?
商業施設が充実。都内の各主要駅へ交通のアクセスも良好で、多彩な個性が融合した住みたい街ランキングで、常連の“中野”。この地名は、どこかの真ん中を表しているのでは?と思っている方も多いと思います。なぜ「中野」という地名なのか?由来を調べてみました。
●名前の由来は「中野」の位置している場所
調べてみたところ、いくつかの説がありますが、「中野」という地名はその名の通り、武蔵「野」の「中」央に位置していることに由来するとされています。武蔵野の範囲は諸説ありますが、現在の東京都や埼玉県、神奈川県川崎市や横浜市の大部分を含む一都二県にわたる広大な地域です。埼玉県川越市と神奈川県横浜市の地域と考えると大体中央に位置していますね。
●いつから「中野」とよばれていたのか?
中野の地名の由来は、位置している場所とわかりましたが、いつから「中野」と呼ばれていたのでしょうか。
はじめて中野の名が登場するのは、和歌山県熊野那智大社に伝わる 1362 年(貞治元年)の「武蔵国願文」という古文書です。中野郷に住む修験道の僧たちが和歌山県熊野那智大社に訪れた際の記録に「中野郷から来ました」と地名が記されていたところからだそうです。 600年以上前から「中野」と呼ばれていたということで、歴史を感じます。
↑現在の中野の風景を1枚。
地名の由来もさまざま。住んでいる街やお気に入りの場所など、その土地の地名の由来をふとしたときに調べてみるのも面白いかもしれません。